生前退位の意味とは？天皇陛下の地位や年号はどうなる？

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天皇陛下に「生前退位（せいぜんたいい）」のご意向があることがスクープされて、大騒ぎになっています。

宮内庁は現在のところは全否定しているようですが、スクープしたのは、どうやらNHKのようで「宮内庁の関係者」からの話しですから、かなり信ぴょう性が高いといえるでしょう。

今回はこの「生前退位」について少し調べてみました。

生前退位の意味とは？

「生前退位」の意味ですが、そもそも君主がその地位を手放すことを「退位」といいます。

逆にその地位につくことを「即位」といいます。

通常は君主である天皇陛下がお亡くなりになることによって、地位が継承されることになります。

その場合は「退位」とはいわず、昭和天皇の時は「崩御（ほうぎょ）」といいましたね。

ですから、「崩御」とちがい、生きて地位を手放すことが「退位」ですから、「生前退位」というと少し重複した意味ともとれます。

しかし、「生前」をつけたほうがわかりやすいからでしょうね。

「譲位」という言葉もありますが、地位を譲るということですから同じような意味と考えていいしょう。

もし、天皇陛下がご意向どおり「生前退位」をされるとすれば、現在の日本国憲法や皇室典範（こうしつてんぱん）においても、皇位継承は天皇の崩御を前提としていますから、それらの改正が必要になってくるようですね。

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天皇陛下の地位や年号はどうなる？

「生前退位」は、６４５年の政変「大化の改新」のとき、皇極天皇（こうぎょくてんのう）が弟の孝徳天皇に皇位を譲ったのが最古（初めて）だそうです。

平安時代には「生前退位」が慣例となり、最後（最新）の「生前退位」としては、1817年、明治天皇の曽祖父に当たる光格天皇（こうかくてんのう）の例があるそうです。

退位した天皇は「太上天皇（だいじょうてんのう）」「上皇（じょうこう）」となり、出家した場合は「法皇（ほうおう）」とか「院（いん）」と呼ばれるそうです。

そうなると、皇太子殿下は「天皇」に「即位」されるわけですが、退位した天皇が「上皇」として存命していれば、口を出す例もあったため、現在の「崩御」による「終身制」がとられてきたようです。

また、元号は、現在の天皇陛下がご存命でも変わるのか？

そらは「元号法」という皇位継承があった場合に適用される法律があり、現在の天皇陛下がご存命でも変わることになるようです。

私は昭和生まれですから、ただでさえ古臭いイメージを持たれるのに、新しい元号になれば昭和生まれはますます古いイメージになります。

ちょっと嫌ですね（笑）

反面、どんな元号になるのかも楽しみではありますね。

天皇陛下は、数年内の退位を望まれているということですから、東京オリンピック前に年号が変われば、皇太子殿下を天皇とする新たな時代を迎えたイメージでオリンピックが開催されることになりますから、いいかもわかりませんね。

天皇陛下は、記者会見に近い形で、国内外にお気持ちを表明されることも検討されているそうですから、それを待つことになりそうですね。