ギリシャデフォルト（債務不履行）で日本への影響はどうなる【株・為替】

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ギリシャのデフォルト（債務不履行）危機

ギリシャがドイツなどユーロ圏諸国から借りたお金を返せないデフォルト（債務不履行）の危機が迫っている。

今日6月30日に国際通貨基金（ＩＭＦ）に対する約15億ユーロ（約2100億円）の返済期日を迎えるが、ギリシャ政府当局者によると、支払いはできない見込みだという。

ギリシャデフォルト

国際通貨基金（ＩＭＦ）のラガルド専務理事はギリシャが返済しなくてもＩＭＦによる追加支援はないと述べた。
さらに、ギリシャのチプラス首相は6月29日、地元テレビで、「銀行が窒息状態にあるのにどうやって支払えと言うのか」と述べ、30日の期限までには返済することは絶望的だとアピールした。
これで、ギリシャのデフォルト（債務不履行）がさらに現実味を帯びてきた。
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ギリシャデフォルト（債務不履行）で日本への影響はどうなる【株・為替】

日本はギリシャと貿易が多いわけでもなく実需の関係が大きいわけでもない。
ギリシャに債権があるのはドイツなどユーロ圏諸国が中心で、日本はギリシャデフォルト（債務不履行）で直接的影響は受けないと思われますが、日本は円高・株安の恐れがあるでしょうね。
日本の当面、日本への影響は限定的だと思われます。
今回のギリシャの債務は約15億ユーロだが、ギリシャのGDPは、約1830億ユーロほどです。
ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲン1社の売上高は2020億ユーロですから、世界経済にとって、ギリシャデフォルトの約15億ユーロはさして大きな金額でもない。
しかし、ギリシャがユーロ圏から脱退することになれば、ヨーロッパの他の国々（特にイタリア、スペイン、ポルトガル）の信用も落ち、金融市場への影響も出てくると可能性がある。
ですから、日本へは金融への影響が大きいでしょうね。