トランス脂肪酸食品一覧、マーガリントランス脂肪酸ランキング一覧

アメリカＦＤＡトランス脂肪酸全廃措置

アメリカのＦＤＡ（食品医薬品局）がトランス脂肪酸を多く含む油脂について、食品加工業者に対し食品への使用を3年以内に全廃するよう通達しました。

トランス脂肪酸はマーガリン、ショートニング（マーガリンから水分と添加物を除いて純度の高い油脂にした食品）、サラダ油、コーヒー用のクリームなどの食品に含まれますが、LDLコレステロール（悪玉コレステロール）を増加させ心臓疾患や動脈疾患のリスクを高めたり、肥満やなどとの強い関連性が指摘され、ＦＤＡは、2006年から食品中の含有量の表示を義務化していました。
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アメリカでは油分が多い食生活で、心臓疾患が死亡の最大原因であるため、今回の措置に踏み切ったようです。

トランス脂肪酸とは

脂肪酸は人間のからだの細胞を作るために必要です。
脂肪酸には、炭素の二重結合がない「飽和脂肪酸」と炭素の二重結合がある「不飽和脂肪酸」の2種類があります。

不飽和脂肪酸には、炭素の二重結合の構造の違いにより、天然の不飽和脂肪酸・シス型（植物性油脂）と、シス型に水素を添加したトランス型の2種類があります。

天然の不飽和脂肪酸・シス型（植物性油脂）の融点は16.3°Cですが、水素添加という化学処理したトランス型脂肪酸の融点43～45℃になります。

つまる、常温で固体を保てるようにした結果、酸化しにくく、保存性が高くなったというわけです。

そのため、多くの加工食品で使用されています。

善玉（HDL）コレステロールを減らし、悪玉（LDL）コレステロールを増やすといわれているトランス脂肪酸。

いったいどんな食品にどの程度含まれているのか調べてみました。

トランス脂肪酸食品一覧

食品名	100g中平均含有量 （g）
ショートニング	13.6
マーガリン	7
バター	1.95
ビスケット類	1.8
食用油類	1.4
ラード、牛脂	1.37
マヨネーズ	1.24
チーズ	0.83
ケーキ、ペストリー類	0.71
スナック菓子、米菓子	0.62
アイスクリーム類	0.42
菓子パン	0.2
食パン	0.16
チョコレート	0.15
即席めん	0.13
牛乳	0.9

マーガリントランス脂肪酸ランキング一覧

順位	商品	メーカー	100g中平均含有量（ｇ）
1位	雪印　S　マーガリン	雪印乳業	16
2位	雪印　ネオマーガリン	雪印乳業	14
3位	コープ　コーンソフト100　バターの風味	生協	13.5
4位	コープ　コーンソフト100（NON-GMO）	生協	12.7
5位	コープ　コーンソフト100	生協	11.3
6位	コープ　ケーキ用マーガリン	生協	11
6位	明治ケーキマーガリン	明治乳業	11～10
8位	雪印　発酵バター仕立てのマーガリン	雪印乳業	10
9位	雪印　モーニングソフトバター風味	雪印乳業	8
9位	雪印　バター仕立てのマーガリンチューブタイプ	雪印乳業	8
9位	ラーマ　バター風味	J-オイルミルズ	8～6
9位	ふんわりラーマ　バニラミルクの風味	J-オイルミルズ	8～6

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