ウェブカメラはパスワード設定が必要！使い方は？

ウェブカメラはパスワード設定が必要！

朝日新聞が衝撃的なことを発表した。

インターネットでつながるカメラ、いわゆるウェブカメラのセキュリティ状況を調査した。
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調査したのは無作為にＩＰアドレスを調べ、ネットに接続されている２１６３台のウェブカメラのうち35パーセントにあたる、７６９台のウェブカメラが映像を見たり音声を聞いたりでき、カメラを勝手に操作できるケースもあったそうです。
恐ろしいですね。
原因はパスワードを設定することによって第三者からのアクセスをブロックする対策をとっていないことのようです。
ネットでパスワード設定を調べても各機種によって違うようなので、メーカーや設置業者に問い合わせるのがいいいいようです。

 

ウェブカメラの使い方

勝手にアクセスできた７６９台のウェブカメラの設置場所のほとんどが、商業施設で、書店や美容院、飲食店、スーパー、事業所の従業員控室、幼い子どもたちがいる託児所のようなスペースもあったそうです。
ウェブカメラの使い方は、防犯はもとより、店舗なら混雑状況を把握したり、託児所などは子供の監視、住宅なら留守番しているペットの監視などが考えられます。
とても便利ですが、防犯のつもりで設置しても、これでは犯罪に利用されそうですね。

ロシアのサイトで全世界のウェブカメラをネット中継

2014年11月21日、CNNが調べたところによると、ロシアのサイトで他人のウェブカメラをネット中継しているという発表がありました。
中継されたウェブカメラはアメリカで約４６００台、フランスで２０００台、オランダで１５００台を含め、日本のものもあったそうです。
設置場所はアメリカで1756カ所、日本は661カ所で2番目に多いそうです。
映像が盗まれたウェブカメラは、購入時のまま変更されていないパスワードを使って侵入された。
初期設定のパスワードはインターネットで簡単に調べられ、パスワードを変更していなければ、誰でも映像にアクセスできる状態にあるそうです。
映像が盗まれていたカメラメーカーは中国のフォスカムの製品が約14000台を占めたほか、パナソニックや米リンクシスの製品もあったそうです。
そのサイトはInsecamというサイトのようですね。

朝日新聞もここを使って調べたかもわかりませんね。
ウェブカメラを購入して設置したら、メーカー初期設定のパスワードから変更しておくようにしないといけませんね。

 

ウェブカメラのセキュリティ対策

安易なユーザー名やパスワードが設定されていると、カメラ画像の他に国名、地名、緯度や経度、ＩＤやパスワードも漏洩します。
緯度や経度がわかれば、おおよその撮影場所が地図でわかってしまうそうです。
しっかりと対策をする必要がありますね。

◆設置や設定を業者でした場合
設置や設定を業者に依頼したときに、パスワードの変更方法などを聞いておく
推測が困難なＩＤと複雑なパスワードにする
パスワードは定期的に変更する
◆ネットショップなどで購入した場合
取り扱い説明書を熟読して、設置時にパスワードをしっかりと設定する
推測が困難なＩＤと複雑なパスワードにする
パスワードは定期的に変更する

インターネットセキュリティソフトでも Web カメラへアクセスするのをブロックする機能があるタイプもあるようです。
カスペルスキー インターネット セキュリティ 2015

ウェブカメラのパスワード設定方法

多くのメーカーでは、管理ソフトや管理用ブラウザなどと連動して設定ウィザードが用意されているので結構簡単にできるそうです。
どうしてもわからない場合は、メーカーの問い合わせ窓口に聞くことがいいでしょう。

ウェブカメラは便利な機器ですが、Wi-Fiなども普及してきて、ますますインターネットが身近になったこの時代、セキュリティ対策は万全にしておきたいですね。