大塚家具内紛！長女・大塚久美子社長復帰で大塚勝久解任か

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大塚家具内紛

IDC大塚家具の内紛が話題になっています。

対立しているのは、大塚家具の大塚勝久会長と、その長女・大塚久美子社長です。
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大塚勝久会長

大塚久美子社長

大塚久美子社長は2009年から社長職に就いていたが、2014年7月23日に解任されていた。
2015年1月28日に大塚久美子氏は再び社長に復帰して、大塚勝久会長兼社長が専任会長に就任する人事を発表して落ち着いたかと思われたが、またまたバトル勃発というわけです。
大塚久美子社長は、大塚勝久会長を今年3月下旬の株主総会で解任することを2月13日に決定すると、大塚勝久会長は会社に対し自らの取締役再任と久美子社長の解任を求め株主に提案するという、様相はまさに泥沼と化している。
勝久会長の提案は本人や、長男の勝之専務の再任を含む取締役10人の就任で、久美子社長の名はなく、事実上の久美子氏の解任を要求したやりかた。
大塚家具の経営陣の中では大塚勝久会長を経営から手を引かせることは、既定路線となっていたようで、勝久の「株主提案」に反対することを2月17日に発表していた。

大塚勝久会長の記者会見

大塚勝久会長は2月25日、東京都内で記者会見を開き、久美子社長の大塚勝久会長解任決定を「クーデターだ」と批判した。
「久美子社長が大塚家具の大株主である資産管理団体を違法な手段で支配している」として、同団体が所有する大塚家具の株式返還を求める訴訟を東京地裁に起こしたことも公表。

大塚久美子社長の記者会見

一方で、2月25日、勝久会長が進めてきた「会員制」の販売方法を見直し、2015年度中に営業黒字に転換するという経営計画を発表し、2月26日、大塚勝久会長の記者会見を受けて「顧客や株主のため、社業を安定、発展させることが私の責務だ」と説明した。

大塚家具お家騒動の原因

どうしてこのようなお家騒動という騒ぎになったのか。
これにはやはり、大塚勝久会長と大塚久美子社長の経営戦略の違いが大きな原因のようです。
久美子氏が初めて社長に就任した2009年、大塚家具は業績不振や自社株買いをめぐる不祥事に揺れていた。
大塚久美子社長は就任してすぐに勝久会長の敷いた高級接客路線でなく、カジュアルで気軽に入れる店作りを進めるようになった。
勝久会長が店舗で顧客に名前や住所を書かせて登録し、店員がついて回る接客販売を行った結果会社は成長したが、「ニトリ」や「ＩＫＥＡ（イケア）」など、ライバルの新興勢力が力を伸ばし、苦戦することになる。
そこで、久美子社長は勝久会長が提唱した店舗接客は、利用客の心理的な負担になり、客足を遠のかせるとしてカジュアルな路線に変更した。
ところが、それでも販売低迷はし、2014年7月、販売低迷の責任を取る形で久美子氏を解任し、勝久氏が社長を兼務で、経営路線を旧来に戻し経営の指揮を取った。
それでも、業績は低迷し、役員の中でも、久美子氏を復帰させるべきだという「久美子氏待望論」が多数を占めるようになり、2015年1月28日に大塚久美子氏は社長に復帰したというわけだ。
しかし、勝久会長は“超ワンマン”でとおっており、根底には自分のやり方を否定されことが我慢ならなかった、というのが本音のところではないでしょうか。

そうしてみると、ただの親子げんかに近いものに見えてしましますね。
私もIDC大塚家具に買い物に行ったときに、名前を名簿に書いて、フロアや家具の見る順番まで指定されて、もっと自由に見させてほしいなとあまりいい気持ちはしなかった覚えがあります。
人それぞれなんでしょうけどね。
何か聞きたいこととかあるときなど、必要な時に接客してもらえるとありがたいんですけどね。
しかし、大塚勝久会長の提唱する、「ニトリ」や「ＩＫＥＡ（イケア）」などとは一線を画す、富裕層ねらいの高級路線は悪いことでもないように思いますがね。
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二人の路線のちょうど折衷したところにヒントはあったかもわかりませんね。
自由にさせてくれるけど、接客や家具は超一流みたいな。
まぁ外野は無責任に何でも言うだけですからね。

いったいこのお家騒動はどうなるのでしょうか？
3月下旬の株主総会が見ものですね。