菅原文太死去、亡くなっても名言は色褪せない

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菅原文太　死去

11月28日、日本を代表する昭和の名優、菅原文太が、東京都内の病院で亡くなりました。

満81歳、死因は転移性肝がんによる肝不全ということです。

菅原文太プロフィール

本名：菅原 文太
生年月日：1933年8月16日
出生地：宮城県仙台市
身長：178cm
血液型：O型
配偶者：菅原文子

 
松方弘樹、愛川欣也、吉永小百合、北大路欣也、小林旭、大竹しのぶなど共演した数々の大物から、宇梶剛士、石原さとみ、神木隆之介などの著名人が菅原文太の死を惜しむコメントをしています。
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中でも印象に残るのが菅原文太の奥さんの文子さんのコメント。
あまりにも素晴らしいので転載させていただきます。

七年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち『朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり』の心境で日々を過ごしてきたと察しております。『落花は枝に還らず』と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにお詫び申し上げます

出典：http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141201/k10013626271000.html

『朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり』は人として大切な道徳を悟ることができれば、すぐに死んでも後悔はないという意味だそうです。
自分の連れ合いが亡くなった時にこのようなコメントが言えるでしょうか？
菅原文太も奥様も立派な人格であったことが伝わってきます。
なんともいえない品格を感じさせるコメントです。

菅原文太の名言

菅原文太といえば何といってもヤクザ映画「仁義なき戦い」。
「仁義なき戦い」シリーズのオリジナルは5作品で「仁義なき戦い」(1973年)、「仁義なき戦い 広島死闘編」(1973年)、「仁義なき戦い 代理戦争」(1973年)、「仁義なき戦い 頂上決戦」(1974年)、「仁義なき戦い 完結編」(1974年)。
なんと、2年の間に5本も制作されたとは驚きです。

菅原文太 　仁義なき戦い

菅原文太を偲んで菅原文太が残した名言を、主に映画作品「仁義なき戦い」シリーズから抜粋します。
「仁義なき戦い」 ・・・・・・・・「山守さん、弾はまだ残っとるがよう」
「仁義なき戦い 広島死闘編」・・・「格好つけにゃあ、ならんですけん」
「仁義なき戦い 代理戦争」 ・・・「知らん仏より、知ってる鬼の方がましじゃけんのう」
「仁義なき戦い 頂上決戦」　・・・「この辺で男にならんと、もう舞台は回ってこんぞ」
「仁義なき戦い 完結編」　　・・・「お前ら、かまわんけ、そこらの店ササラモサラにしちゃれい」
仁義なき戦いを観て、映画館から肩で風を切って帰った人は結構いるんじゃありませんか？
まさに、菅原文太は男の中の男を象徴する名優のひとりだったことには間違いありません。
高倉健に続き日本の映画界の宝が亡くなってしましました。

高倉健死去に関する記事はこちら　→　　高倉健、悪性リンパ腫で死亡。代表作映画一覧
心よりお悔やみを申し上げますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。