一代年寄に白鵬は無理？大鵬、北の湖、貴乃花、千代の富士はどうであったか？

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一代年寄に白鵬はなれるのか？

白鵬は7月27日の名古屋場所千秋楽で横綱日馬富士を上手出し投げで下し13勝2敗とし、史上3人目となる30回目の優勝を獲得した。

（私が応援していた豪栄道は12勝目を挙げ５度目の殊勲賞で大関確実だとか。。。関連記事　→　豪栄道の名古屋場所の成績はどうなる？眞鍋かをりがセクハラ？）

日本相撲協会の北の湖理事長は、白鵬へ引退後の一代年寄を贈る可能性を否定した。

北の湖理事長は「年寄の資格は日本国籍を有しているもの。日本の伝統文化である以上、それはありません」とコメント。

この一代年寄とはどんなものでしょう？
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一代年寄

一代年寄とは、功績が顕著だった横綱が引退した際、現役のしこ名のまま年寄として協会に残る、日本相撲協会の理事会がその横綱一代に限って認める特別な年寄名跡。

横綱であったこと、功績顕著（目安として優勝20回以上）であること、日本国籍を有することが条件となる。

一代年寄の名跡は譲渡や継承はできないが、別に一般の年寄株を一つ保有することが認められる。

ただ、横綱5年・大関3年に限り、現役のしこ名のまま年寄を名乗れる制度がある。

これは「現役名年寄」と言うが引退時に年寄名跡を取得していない横綱や大関に対する救済措置である。

また、過去には、横綱になれば成績にかかわらず、自由に一代年寄を襲名できる時代があったため（横綱特権）、功績顕著でなくともたくさんいる。

以前に、大鵬幸喜（優勝32回）、北の湖敏満（優勝24回）、千代の富士貢（優勝31回）、貴乃花光司（優勝22回）が功績顕著として一代年寄の襲名が認められた。

一代年寄になるメリットとしては、現役のしこ名が使用できるため弟子のスカウト等で有利であるが、相撲協会退職後、部屋の名前が継承されないため一代限りで終わってしまうデメリットもある。

千代の富士は九重部屋を継承することに決まっていたため「部屋の名前は一代限りで無く末永く続くものにしたい」と辞退した。

よって、大鵬幸喜、北の湖敏満、貴乃花光司の三人が功績顕著として一代年寄を襲名している。

■功績顕著な一代年寄
北の湖敏満　第55代横綱
貴乃花光司　第65代横綱
大鵬幸喜　 第48代横綱

■横綱特権の現役名年寄
鬼面山谷五郎　第13代横綱
梅ヶ谷藤太郎　第15代横綱
男女ノ川登三　第34代横綱
双葉山定次　第35代横綱
羽黒山政司　第36代横綱
千代の山雅信　第41代横綱
鏡里喜代治　第42代横綱
吉葉山潤之輔　第43代横綱

■横綱5年の現役名年寄
朝潮太郎　第46代横綱
栃ノ海晃嘉　第49代横綱
若乃花幹士　第56代横綱
北勝海信芳　第61代横綱
大乃国康　第62代横綱
旭富士正也　第63代横綱
曙太郎　第64代横綱
武蔵丸光洋　第67代横綱

■大関3年の現役名年寄
栃東大裕　大関
琴欧洲勝紀　大関